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NIFLAN 普拉洛芬

通用名称普拉洛芬 Pranoprofen
品牌名称NIFLAN
产地|公司日本(Japan) | 田边三菱(Mitsubishi Tanabe)
技术状态原研产品
成分|含量75mg
包装|存储100片/盒 室温
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(8:00-15:00)
服务时间
通用中文 普拉洛芬 通用外文 Pranoprofen
品牌中文 品牌外文 NIFLAN
其他名称 泊米布洛芬;吡喃洛芬;泊来布洛芬;尼呋喃;普南扑灵
公司 田边三菱(Mitsubishi Tanabe) 产地 日本(Japan)
含量 75mg 包装 100片/盒
剂型给药 片剂口服 储存 室温
适用范围 慢性类风湿性关节炎、骨性关节炎
通用中文 普拉洛芬
通用外文 Pranoprofen
品牌中文
品牌外文 NIFLAN
其他名称 泊米布洛芬;吡喃洛芬;泊来布洛芬;尼呋喃;普南扑灵
公司 田边三菱(Mitsubishi Tanabe)
产地 日本(Japan)
含量 75mg
包装 100片/盒
剂型给药 片剂口服
储存 室温
适用范围 慢性类风湿性关节炎、骨性关节炎

使用说明书

(免责声明:本说明书仅供参考,不作为治疗的依据,不可取代任何医生、药剂师等专业性的指导。本站不提供治疗建议,药物是否适合您,请专业医生(或药剂师)决定。)
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中文说明

(免责声明:本说明书仅供参考,不作为治疗的依据,不可取代任何医生、药剂师等专业性的指导。本站不提供治疗建议,药物是否适合您,请专业医生(或药剂师)决定。)

 

中文名称:泊米布洛芬

中文别名:普拉洛芬;普拉洛芬;2-(5H-[1]苯并吡喃[2,3-b]吡啶-7-基)丙酸;吡喃洛芬;泊来布洛芬;尼呋喃;普南扑灵

英文名称:Pranoprofen

英文别名:Oftalar;Y 8004;Niflan;Cesflan;pyranoprofen;Difen;Ni-flan;Piranoprofen;Pranoflog;Pranoprofenum;Pranopulin;Pran-ox;Y-0084

CAS号:52549-17-4

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分子式:C15H13NO3

分子量:255.26900

精确质量:255.09000

PSA:59.42000

LogP:2.96620

物化性质

密度:1.308 g/cm3

沸点:465.7ºC at 760 mmHg

折射率:1.628

安全信息

符号:GHS06

信号词:危险

危害声明:H301

警示性声明:P301 + P310 + P330

海关编码:2934999090 [1] 

药物说明

分类

神经系统药物> 解热镇痛药> 其他

剂型

1.片剂:75mg/片。

2.普拉洛芬胶囊:75mg/粒。

3.普拉洛芬糖浆:15mg/ml。

4.普拉洛芬滴眼液:5ml/5mg/支。遮光,室温保存。

药理作用

普拉洛芬系丙酸衍生物,为非甾体类抗炎镇痛药,主要能抑制前列腺素的生物合成而发挥解热、镇痛、抗炎作用。普拉洛芬对家兔发热的抑制作用比吲哚美辛、布洛芬、阿司匹林更强,而对正常体温几乎没有任何影响;在脂多糖(LPS)引起家兔发热的实验中,使用糖浆剂进行口服给药,其解热作用呈剂量依赖性。此外,动物实验还表明,普拉洛芬的镇痛作用较布洛芬及阿司匹林强。

药代动力学

角膜、结膜、巩膜前部、眼外肌、前房水、虹膜、巩膜后部。药物在晶体、血液和肝脏的分布非常少,而玻璃体中几乎没有。

用于慢性风湿性关节炎、骨关节炎、颈肩腕综合征、腰痛及牙周炎的消炎镇痛,炎症所致的发热以及创伤、手术后镇痛。

适应症

1.普拉洛芬片剂和胶囊剂用于(1)慢性类风湿性关节炎、骨性关节炎、腰痛症、肩关节周围炎、颈肩腕综合征、牙周炎、痛风等的消炎和镇痛。(2)手术、外伤及拔牙后的镇痛和消炎。(3)急性上呼吸道感染的解热和镇痛(也可用糖浆剂)。

2.普拉洛芬滴眼液用于外眼部以及眼前段炎症性疾病(如眼睑炎、结膜炎、角膜炎、巩膜炎、眼前段色素层炎等)的对症治疗。

禁忌症

1.对普拉洛芬过敏者禁用。

2.阿司匹林所致哮喘或有既往史者禁用。

3.消化性溃疡禁用。

4.严重血液系统异常禁用。

5.严重肝、肾功能损害禁用。

6.严重心功能不全禁用。

7.严重高血压禁用。

8.妊娠晚期妇女禁用。

注意事项

1.支气管哮喘患者慎用。

2.有消化性溃疡史者慎用。

3.血液系统异常或有既往史者慎用。

4.有出血倾向的患者慎用。

5.轻、中度肝肾功能损害或有既往史者慎用。

6.轻、中度心功能异常的患者慎用。

7.轻、中度高血压患者慎用。

8.系统性红斑狼疮、溃疡性大肠炎、节段性回肠炎患者慎用。

9.普拉洛芬应避免与其他消炎镇痛药合用。

10.使用普拉洛芬可能会掩盖感染的症状,故用于感染性炎症时,应合用适当抗菌药并注意观察,慎重给药。

11.用药期间如出现严重不良反应,应立即停药并进行适当的处理。

12.成人通常口服普拉洛芬片剂或胶囊剂,儿童适宜服用糖浆剂。

13.普拉洛芬口服制剂不宜空腹服用,可于饭后服药。

不良反应

1.消化系统可出现腹泻、口腔炎、胃灼热等,也可出现消化性溃疡或出血等严重不良反应。罕见血清丙氨酸氨基转移氨基转移酶、天冬氨酸氨基转移酶、碱性磷酸酶及血尿素氮水平升高。

2.精神神经系统可出现眩晕。

3.血液系统可引起白细胞减少、血小板减少及血小板功能低下(出血时间延长);也可出现溶血性贫血等严重不良反应。

4.呼吸系统可引起哮喘发作。

5.皮肤可引起重型大疱性多形性红斑(Stevens-Johnson综合征)、中毒性表皮坏死松解症(Lyell症)等严重不良反应。

6.眼普拉洛芬滴眼液经眼给药可引起眼部刺激感、结膜充血、眼痒、眼睑发红及肿胀(0.19%)、眼睑炎、眼分泌物增多、流泪、弥漫性表层结膜炎、异物感、结膜水肿等。

7.过敏反应可引起皮疹(如荨麻疹等)、皮肤瘙痒等。

8.其他 可出现体温过度下降、虚脱、四肢湿冷、休克(属严重不良反应)等。偶见食欲减退、恶心、呕吐、胃痛、腹痛、便秘、头痛、困倦、疲乏、浮肿、耳鸣等;罕见失眠等。

用法用量

1.口服:每次75mg,每日3次。饭后服用。

2.滴眼:每次1~2滴,每日4次。

药物相互作用

1.普拉洛芬在体内的蛋白结合率高,可增加香豆素类抗凝药(如华法林等)和磺酰脲类降糖药(如甲苯磺丁脲等)的血药浓度,增强其疗效,合用时应减量。

2.普拉洛芬可减少碳酸锂经肾脏的排泄,合用时血锂浓度升高,可能引起锂中毒。

3.新喹诺酮类抗菌药可抑制中枢神经系统内抑制性神经递质),γ-氨基丁酸(GABA)与受体的结合,诱发痉挛。普拉洛芬可增强新喹诺酮类药的上述作用,从而诱发痉挛。

4.普拉洛芬可抑制肾脏前列腺素的生物合成,导致体内水钠潴留,因此可减弱噻嗪类利尿药(如氢氟噻嗪、氢氯噻嗪等)的利尿和降压作用 [2]  。

 

外文说明

(免责声明:本说明书仅供参考,不作为治疗的依据,不可取代任何医生、药剂师等专业性的指导。本站不提供治疗建议,药物是否适合您,请专业医生(或药剂师)决定。)

Description

痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)の生合成を抑制し、痛みや炎症をやわらげます。また、視床下部の体温調節中枢に作用し、熱を下げます。通常、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、歯根膜炎、痛風発作、外傷後、小手術後、抜歯後の消炎・鎮痛や急性上気道炎の解熱・鎮痛に用いられます。

Presentation


Feature


Active Ingredients

1tab:Japanese Pharmacopeia Pranoprofen75mg

Effect/Efficacy


Usage/Dosage

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、歯根膜炎、外傷後、小手術後、抜歯後の消炎・鎮痛:通常、成人は1回1錠(主成分として75mg)を1日3回食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。頓用には1回1錠(75mg)を服用します。痛風発作の消炎・鎮痛:通常、成人は1回2〜3錠(主成分として150〜225mg)を1日3回、その後翌日から1回1錠(75mg)を1日3回食後に服用します。急性上気道炎の解熱・鎮痛:通常、成人は1回1錠(主成分として75mg)を頓用します。年齢・症状により適宜増減されますが原則として1日2回まで、1日最大3錠(225mg)を限度とされています。できるだけ空腹時を避けてください。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

Cautions

主な副作用として、胃痛、腹部不快感、下痢、発疹、かゆみ、じん麻疹、血小板機能の低下(出血時間の延長)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

Contraindication

 

ニフラン錠75mg

 

作成又は改訂年月

**2017年5月改訂(第18版)D35

*2015年4月改訂

日本標準商品分類番号

871149

再審査結果公表年月(最新)

1994年9月

効能又は効果追加承認年月(最新)

1995年1月

薬効分類名

鎮痛・抗炎症・解熱剤

承認等

販売名

ニフラン錠75mg

販売名コード

1149010F1136

承認・許可番号

承認番号

22100AMX01673

商標名

NIFLAN TABLETS 75mg

薬価基準収載年月

2009年9月

販売開始年月

1988年9月

貯法・使用期限等

貯法

遮光保存,室温保存

使用期限

外箱に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

劇薬

組成

有効成分(1錠中)

日局 プラノプロフェン75mg

添加物

トウモロコシデンプン,乳糖水和物,ポリビニルアルコール(部分けん化物),タルク,ステアリン酸カルシウム,ヒプロメロース,酸化チタン,マクロゴール6000

性状

性状・剤形

白色・フィルムコーティング錠

外形


規格:直径(mm)

7.6

規格:厚さ(mm)

3.8

規格:重量(mg)

179

識別コード

Y-NF75

一般的名称

プラノプロフェン錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

1.

消化性潰瘍のある患者(ただし,「慎重投与」の項参照)〔プロスタグランジン生合成抑制により,胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがある.〕

2.

重篤な血液の異常のある患者〔副作用として血液障害が報告されているため血液の異常を更に悪化させるおそれがある.〕

3.

重篤な肝障害のある患者〔副作用として肝機能障害が報告されているため肝障害を更に悪化させるおそれがある.〕

4.

重篤な腎障害のある患者〔腎血流量減少や腎での水及びNa再吸収増加を引き起こし,腎機能を低下させるおそれがある.〕

5.

重篤な心機能不全のある患者〔腎のプロスタグランジン生合成抑制により,浮腫,循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがある.〕

6.

重篤な高血圧症の患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧を更に上昇させるおそれがある.〕

7.

本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者

8.

アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者〔重症喘息発作を誘発する.〕

9.

妊娠末期の婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)

効能又は効果

効能又は効果/用法及び用量

1.

下記疾患ならびに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ,変形性関節症,腰痛症,頸肩腕症候群,歯根膜炎,痛風発作

プラノプロフェンとして,通常,成人1回75mgを1日3回食後に経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.頓用の場合には1回75mgを経口投与する.
痛風発作にはプラノプロフェンとして,成人1回150mg~225mgを1日3回,その後翌日から,通常,成人1回75mgを1日3回食後に経口投与する.

2.

下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

通常,成人にはプラノプロフェンとして,1回75mgを頓用する.なお,年齢,症状により適宜増減する.
ただし,原則として1日2回までとし,1日最大225mgを限度とする.また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい.

3.

外傷後,小手術後ならびに抜歯後の消炎・鎮痛

プラノプロフェンとして,通常,成人1回75mgを1日3回食後に経口投与する.なお,年齢,症状により適宜増減する.頓用の場合には1回75mgを経口投与する.

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

1.

消化性潰瘍の既往歴のある患者〔消化性潰瘍を再発させることがある.〕

2.

血液の異常又はその既往歴のある患者〔血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある.〕

3.

出血傾向のある患者〔血小板機能異常が起こることがあるため出血傾向を助長するおそれがある.〕

4.

肝障害又はその既往歴のある患者〔肝障害を悪化又は再発させるおそれがある.〕

5.

腎障害又はその既往歴のある患者〔腎機能を低下させるおそれがある.〕

6.

心機能異常のある患者〔心機能を悪化させるおそれがある.〕

7.

高血圧症の患者〔血圧を上昇させるおそれがある.〕

8.

過敏症の既往歴のある患者

9.

気管支喘息の患者〔重症喘息発作(アスピリン喘息)を誘発することがある.〕

10.

SLE(全身性エリテマトーデス),潰瘍性大腸炎,クローン病の患者〔これらの疾患を悪化させるおそれがある.〕

11.

非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で,本剤の長期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている患者(ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが,ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので,本剤を継続投与する場合には,十分経過を観察し,慎重に投与すること.)

12.

高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

1.

消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること.

2.

慢性疾患(関節リウマチ,変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には,次の事項を考慮すること.

(1)

長期投与する場合には定期的に臨床検査(尿検査,血液検査及び肝機能検査等)を行うこと.また,異常が認められた場合には減量,休薬等の適切な処置を講ずること.

(2)

薬物療法以外の療法も考慮すること.

3.

急性疾患に対し本剤を用いる場合には,次の事項を考慮すること.

(1)

急性炎症,疼痛,発熱の程度を考慮し投与すること.

(2)

原則として同一の薬剤の長期投与を避けること.

(3)

原因療法があればこれを行うこと.

4.

患者の状態を十分観察し,副作用の発現に留意すること.過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等があらわれることがあるので,特に高熱を伴う小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者においては,投与後の患者の状態に十分注意すること.

5.

感染症を不顕性化するおそれがあるので,感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し,観察を十分行い慎重に投与すること.

6.

他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい.

7.

高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し,必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること.

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)

1. 薬剤名等
抗凝固剤(ワルファリン,ダビガトランエテキシラート等)

臨床症状・措置方法

これらの薬剤との併用により,出血の危険性が増大する可能性がある.このような場合には,患者の状態を十分に観察するなど注意すること.

機序・危険因子

本剤は血小板凝集抑制作用を有するため,これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある.

2. 薬剤名等
抗血小板剤(クロピドグレル等)

臨床症状・措置方法

これらの薬剤との併用により,出血の危険性が増大する可能性がある.このような場合には,患者の状態を十分に観察するなど注意すること.

機序・危険因子

本剤は血小板凝集抑制作用を有するため,これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある.

3. 薬剤名等
スルホニル尿素系血糖降下剤(トルブタミド等)

臨床症状・措置方法

血糖降下作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること.

機序・危険因子

本剤のヒトでの蛋白結合率が高いので,血中に活性型の併用薬が増加し,併用薬の作用が増強されるためと考えられている.

4. 薬剤名等
炭酸リチウム

臨床症状・措置方法

リチウム中毒を起こすおそれがあるので,血中のリチウム濃度に注意し,必要があれば減量すること.

機序・危険因子

本剤が腎のプロスタグランジン合成を阻害することにより,炭酸リチウムの腎排泄が減少し,血中濃度が上昇するためと考えられている.

5. 薬剤名等
ACE阻害剤,A-II受容体拮抗剤

臨床症状・措置方法

腎機能障害を引き起こす可能性がある.
異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な措置を行うこと.

機序・危険因子

本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により,腎血流量が低下するためと考えられる.

6. 薬剤名等
降圧剤(β遮断剤,ACE阻害剤,A-II受容体拮抗剤)

臨床症状・措置方法

降圧作用が減弱することがある.

機序・危険因子

本剤はプロスタグランジンを介する血管拡張作用及び水・Na排泄作用を抑制する.

7. 薬剤名等
チアジド系利尿薬(ヒドロクロロチアジド等),フロセミド

臨床症状・措置方法

利尿降圧作用が減弱することがある.

機序・危険因子

本剤はプロスタグランジンを介する血管拡張作用及び水・Na排泄作用を抑制する.

8. 薬剤名等
ニューキノロン系抗菌剤

臨床症状・措置方法

痙攣を起こすおそれがある.

機序・危険因子

ニューキノロン系抗菌剤の中枢神経におけるGABA受容体への結合阻害が併用により増強されることが,痙攣発現機序の一つと考えられている.

9. 薬剤名等
イグラチモド

臨床症状・措置方法

胃腸障害の発現率が増加するおそれがあるので,特に消化性潰瘍があらわれた場合には本剤の投与を中止し,適切な処置を行うこと(「副作用」の項参照).

機序・危険因子

両剤ともにプロスタグランジン生合成阻害作用を有する.

副作用

副作用等発現状況の概要

総症例数15,961例中446例(2.79%)534件の副作用が報告されている.
主な副作用は,胃痛62件(0.39%),腹部不快感42件(0.26%),下痢42件(0.26%),発疹44件(0.28%)等であった.(再審査終了時)
痛風発作に対しては,調査症例数41例中副作用は認められていない.(効能追加時―再審査対象外)

重大な副作用

1. ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明)

ショック(胸内苦悶,呼吸困難,冷汗,血圧低下,頻脈等),アナフィラキシー様症状(発疹,喉頭浮腫,呼吸困難等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,これらの症状があらわれた場合には,直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと.

2. 喘息発作の誘発(0.1%未満)

喘息発作の誘発があらわれることがある.このような症状があらわれた場合には,投与を中止すること.

3. 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(頻度不明)

このような副作用があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

4. 急性腎不全,ネフローゼ症候群(頻度不明)

このような副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

5. 消化性潰瘍,胃腸出血(頻度不明)

このような副作用があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には,投与を中止すること.

6. 肝機能障害,黄疸(頻度不明)

肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,肝機能検査値に注意するなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.

7. 間質性肺炎,好酸球性肺炎(頻度不明)

間質性肺炎,好酸球性肺炎があらわれることがあるので,発熱,咳嗽,呼吸困難等の症状があらわれた場合には投与を中止し,速やかに胸部X線検査,血液検査等を実施し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.

その他の副作用

1. 消化器

0.1~5%未満 

食欲不振,悪心・嘔吐,胃痛,腹痛,胃・腹部不快感,下痢

2. 消化器

0.1%未満 

便秘,口内炎,口渇,胸やけ

3. 過敏症注1)

0.1~5%未満 

発疹

4. 過敏症注1)

0.1%未満 

かゆみ,蕁麻疹

5. 血液注2)

頻度不明 

顆粒球減少,血小板減少,血小板機能低下(出血時間の延長)

6. 肝臓

0.1%未満 

AST(GOT),ALT(GPT)の上昇

7. 肝臓

頻度不明 

Al-P,LDH,γ-GTPの上昇

8. 精神神経系

0.1%未満 

頭痛,ふらつき感,眠気,けん怠感,耳鳴り,不眠,めまい

9. 腎臓

0.1~5%未満 

浮腫

10. 腎臓

頻度不明 

BUN上昇

その他の副作用の注意

注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること.

注2)血液検査を行うなど,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに中止すること.

高齢者への投与

高齢者では,副作用があらわれやすいので,少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること.(「重要な基本的注意」の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

1.

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.〔妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない.〕

2.

妊娠末期には投与しないこと.〔動物実験(ラット)で分娩遅延及び胎児の動脈管収縮1,2)が報告されている.〕

小児等への投与

小児に対する安全性は確立していない.(使用経験が少ない.)

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること.〔PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている.〕

その他の注意

非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において,一時的な不妊が認められたとの報告がある.

薬物動態

1. 血漿中濃度

健康成人に75mgを食後に経口投与したときの血漿中未変化体濃度は,投与後1.9時間で最高濃度に達し,以後2相性の消失を示し,3~7時間における消失半減期は1.3時間,最終相における消失半減期は5.4時間であった3).

2. 代謝・排泄3)

健康成人に75mgを経口投与したとき,肝及び腎等で大部分がグルクロン酸抱合を受け,未変化体及びグルクロン酸抱合体としてそれぞれ,投与量の1.3%及び84.0%が24時間までの尿中に排泄される.

3. 蛋白結合率

99.5%(75mg経口投与後1及び3時間)4)

薬物動態の表

健康成人5人,75mg食後単回投与(平均値±SD)

tmax(h) 

Cmax(μg/mL) 

t1/2(h) 

AUC(μg・h/mL) 

1.9 

3.59±1.04 

1.3(3~7)5.4(最終相) 

9.29±0.55 

 

臨床成績

二重盲検比較試験を含む1,792例について実施された臨床試験の概要は次のとおりである5~21).(有効率は“有効と認められるもの”以上を集計)
なお,二重盲検比較試験によって,腰痛症,変形性関節症,頸肩腕症候群,関節リウマチ,急性上気道炎,歯根膜炎,外傷後・小手術後・抜歯後の疼痛・炎症に対する本剤の有用性が確認されている.

臨床成績の表

疾患名 

有効率 

腰痛症 

59.9%(401例/670例) 

変形性関節症 

62.3%(114例/183例) 

頸肩腕症候群 

51.3%(61例/119例) 

関節リウマチ 

33.3%(29例/87例) 

急性上気道炎 

65.1%(218例/335例) 

歯根膜炎 

66.7%(24例/36例) 

外傷後・小手術後・抜歯後 

66.1%(213例/322例) 

痛風発作 

90.0%(36例/40例) 

 

薬効薬理

1. ヒトでの作用22)

変形性膝関節症患者(男性6例,女性24例)に1日225mgを2週間経口投与した場合,膝関節液中のプロスタグランジンE濃度の低下がみられている.

2. 動物での作用

(1) 鎮痛作用23~26)

硝酸銀関節炎(ラット),ランダルセリット法(ラット),コンカナバリンA関節炎(ラット)での疼痛反応,フェニルキノン法(マウス)による炎症性疼痛,並びに卵白アルブミン誘発アレルギー性関節炎(モルモット)による持続性疼痛に対しては,インドメタシン,イブプロフェン,アスピリンより強い抑制作用を示す.尿酸塩関節炎(ラット)に対しては,インドメタシン,コルヒチンより強い抑制作用を示す.

(2) 抗炎症作用

1) 急性炎症に対する作用23,26,27)

カラゲニン,カオリンなどによる足浮腫(ラット,マウス)に対しては,イブプロフェン,アスピリンより強く,インドメタシンと同等の抑制作用を示す.エバンスブルーカラゲニン胸膜炎(ラット)の滲出性反応に対して,インドメタシン,イブプロフェン,アスピリンより強い抑制作用を示す.紫外線紅斑(モルモット)に対して,インドメタシン,イブプロフェン,アスピリンより強い抑制作用を示す.尿酸塩足浮腫(ラット)に対して,インドメタシン,コルヒチンと同等の抑制作用を示す.尿酸塩胸膜炎(ラット)の滲出性反応に対して,インドメタシンより強く,コルヒチンと同等の抑制作用を示す.

2) 慢性炎症に対する作用23)

コットンペレット法(マウス,ラット)による肉芽腫形成に対しては,イブプロフェン,アスピリンより強く,インドメタシンと同等の抑制作用を示す.アジュバント関節炎法(ラット)での予防実験において,インドメタシンと同等の抑制作用を示し,治療実験ではイブプロフェン,アスピリンより強く,インドメタシンと同等の抑制作用を示す.

3. 解熱作用23)

TTGによる発熱(ウサギ)に対しては,インドメタシン,イブプロフェン,アスピリンより強い抑制作用を示すが,正常体温に対してはほとんど影響を与えない.

<作用機序>

作用機序はアラキドン酸カスケード中のシクロオキシゲナーゼ阻害によるプロスタグランジン生合成抑制作用であると考えられている27).
また,抗炎症,鎮痛作用は末梢性で,解熱作用は視床下部の体温調節中枢への作用といわれている28).

有効成分に関する理化学的知見

一般名

プラノプロフェン,Pranoprofen(JAN)

化学名

(2RS)-2-(10H-9-Oxa-1-azaanthracen-6-yl)-propanoic acid

分子式

C15H13NO3

分子量

255.27

構造式

*性状

白色~微黄白色の結晶性の粉末である.N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく,酢酸(100)にやや溶けやすく,メタノールにやや溶けにくく,アセトニトリル,エタノール(95)又は無水酢酸に溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けにくく,水にほとんど溶けない.N,N-ジメチルホルムアミド溶液(1→30)は旋光性を示さない.

融点

186~190℃

**包装

ニフラン錠75mg:100錠(10錠×10)

ニフラン錠75mg:1,000錠(10錠×100)